煉獄(れんごく)
カトリックの教理で、死後天国にも地獄にも行かなかった霊魂が火によって罪を浄化され天国へ行く備えをする所。
ダンテの神曲などでも描かれています。
キリスト以前の人は天国に行くのか地獄に行くのか、まずはこの獄に行くというようにされています。
何となく言葉の雰囲気からすると、地獄寄りなイメージがあるのですが、本来はどちらでもないそうです。
ダンテの神曲はキリスト教文学として高い評価をされていますが、だからといってキリスト教公認の霊界観などではないので、この世界観をキリスト教的霊界観と考えると誤解になります。ファンタジーゲームなどではこの世界観がよく使われていたりしますが、固定観念にならないように注意が必要かと思います。