怨霊信仰(おんりょうしんこう)
恨みを抱いて、たたりをする死霊、祖先霊、生霊が存在するという信仰。一部の新興宗教の中には、これらを利用し、霊感商法を行なったところもあるので注意が必要。
日本古来からの考えにマッチしているので、正しそうに聞こえるのでしょうね。
こうしたアニミズム的な信仰というのは世界中のあちこちで見られます。特に自然の豊かな地域で見られることが多く、人間がいかに自然と闘い、共生し、その大きさを実感してきたのかを垣間見ることができます。
しかし、文明論的にはそうしたアニミズムの中からは発達した文明はそれほど現れませんでした。祖先や自然を大きく神格化してしまうと、科学によって、その自然法則を利用することはタブーとなるのです。結果、すべてを司る神が存在し、その庇護を人間は受けているとする宗教が世界宗教となり、世界の文明を発達させるようになります。
霊的な世界については今も昔も百家争鳴ですが、それを見ることにはそれなりの意味があるのでしょう。
大事なのは霊の世界に傾倒したり、それに左右されることではなく、それに刺激を受けて良い肉体の生を送ることだと考えるべきです。少なくとも、たたりを起こすような霊に従い、ついていって、よい霊の世界に行けるとは到底思えません。
そして、そうした霊を追い払うことで人やお金を集める新興宗教には注意すべきです。
キリストは、信じない人にそうした奇跡を見せることで自らをキリストと認めさせました。しかし、それ以前にキリストはその御言葉で真理を伝えました。キリストを証するものはそうした奇跡ではなく、御言葉なのです。除霊によって天国に行くのではなく、御言葉を悟り、キリストを悟って天国に行くのです。
除霊のようなことは、聖書の中でも外でも数多く行なっている人がいます。
ゆめゆめ、間違ってはなりません。
跋扈する怨霊―祟りと鎮魂の日本史 (歴史文化ライブラリー)
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山田 雄司
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